東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館
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過去の展覧会

2005年度
「江戸の声/ 黒木文庫でみる音楽と演劇の世界」
2006年3月27日(月)-5月7日(日)
2005年度 美術博物館所蔵品展
「一高・東高コレクション展II ―旧制高校と入学試験」
「レオナルド・ダ・ヴィンチの複製素描画IV」
2006年1月23日(月)- 3月10日(金)
「form raum idee  −デッサウのバウハウスとハレのブルク・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学、世界の現代デザインを切り開いた二つの美学校−」
2005年10月29日(土)-12月9日(金)
「錯覚展−心の働きにせまる不思議な世界−」
2005年7月16日(土)- 9月19日(月)
「王朝貴族の装束展−衣服を通して見る文化の国風化−」
2005年5月17日(火)-6月12日(日)
2004年度 美術博物館所蔵品展・II  
「一高コレクション展 I―寮生活にみる一高の歴史―」
「レオナルド・ダ・ヴィンチの複製素描画III」
2005年2月21日(月)-4月22日(金)



江戸の声 黒木文庫でみる音楽と演劇の世界

 東京大学の駒場キャンパスに、黒木文庫という演劇書コレクションがあります。旧制東京高等学校教授黒木勘蔵氏(1882-1930)が築いたもので、約3千点から成ります。氏は教務のかたわら、各地へ出向いては音楽文献を調査し、また関東大震災後には、近世日本音楽を一箇の研究分野に押し上げるほどの功労者でもあり、一代の目利き、本のコレクターでもありました。
 戦火をくぐった黒木氏の蔵書は、やがて新制・東京大学教養学部文学部国文学漢文学教室へと移り、以来半世紀以上研究者のあいだで知られてはいましたが、広く活用される機会がないまま、銀杏並木を臨む静かな一室で眠っていました。展覧会では、黒木文庫と同教室の関連資料から、音楽の正本(演奏記録)と稽古本、義太夫節(人形浄瑠璃、現代の文楽)、そして近世から近代に至る歌舞伎といったジャンルの資料の中から、選りすぐりの百余点を初公開します。また、有数の近世音楽コレクションである国立音楽大学附属図書館・竹内文庫から数十点の文献と錦絵、国立国会図書館、東京都立中央図書館、国文学研究資料館、早稲田大学演劇博物館、南山大学図書館等からの多用な作品を併せて陳列し、音楽と演劇が織りなすスリリングな世界を浮き彫りにします。

 なお展覧会と同時に「電子版黒木文庫」を公開いたします。
 この「電子版黒木文庫」は、近世日本演劇と音楽資料を中心とする黒木文庫および林又一郎舞台資料を全点「書誌」「分類」および「上演」状況にしたがって検索し、その結果を画像と書誌データ両方から閲覧できる画像データベースです。

 「電子版黒木文庫」と合わせて、一度は会場に足を運び耳を澄ませて、江戸の声に時を忘れる経験をなさってはいかがでしょうか?
※画像をクリックすると拡大します。

場 所
東京大学総合文化研究科・教養学部 駒場博物館
会 期
2006年3月27日(月)-5月7日(日)
開館時間
10時-18時(入館は17時30分まで)
休館日
水曜日
入場料
無料
主催
東京大学教養学部 国文漢文学部会
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 美術博物館
共催
東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」(UTCP)
後援
国文学研究資料館
国立音楽大学附属図書館
東京高等学校同窓会
協力
駒場友の会
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139


関連企画
講演+シンポジウム・演奏会

主催:駒場国漢フォーラム
日時:2006年4月23日(日)
場所:東京大学駒場キャンパス / 数理科学研究所大講堂
入館料:無料


●講演+シンポジウム:13:00−15:45
「江戸の声:日本の音楽が語りえたもの」
竹内道敬(前国立音楽大学教授)「江戸の三味線音楽」
兵藤裕己(学習院大学文学部教授)「身体の近代化と歌舞伎の音楽性」
松岡心平(東京大学大学院総合文化研究科教授)「能の音楽から歌舞伎へ」
司会:ロバート キャンベル(東京大学大学院総合文化研究科助教授)


●演奏会:16:00−17:00
常磐津「勢獅子(きおいじし)」
浄瑠璃=常磐津兼豊
三味線=常磐津紫緒
解説:安田文吉(南山大学人文学部教授)




2005年度美術博物館所蔵品展

「一高・東高コレクション展II −旧制高校と入学試験」

 当館では東京大学教養学部の前身である旧制第一高等学校、旧制東京高等学校に関係する史料を所蔵しており、定期的に所蔵品展を開催しております。今回は、これら戦前の旧制高校で「入学試験」という制度がどのように形成され展開したかを、日本の近代化の歩みの中で振り返ります。入試問題も多数展示します。
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「 レオナルド・ダ・ヴィンチの複製素描画IV 」

2004年度所蔵品展に引き続き、当館が所蔵する絵画資料の中から、レオナルド ・ダ ・ヴィンチ生誕500年を記念して、1952年にユネスコが作成したレオナルド ・ダ ・ヴィンチ複製素描画をご紹介します。
「Leonard da Vinci Exhibition B」と題されたこの素描シリーズは、全部で86点からなり、4つのグループに分けられています。今回はその中からグループ IVに属する27点の作品を展示します。
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場 所
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
会 期
2006年1月23日(月)- 3月10日(金)
開館時間
月曜日〜金曜日 10時〜17時
休館日
土日・祝祭日 大学の定める休日
入場料
無料
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139



日本におけるドイツ年2005-2006 特別展
form raum idee  −デッサウのバウハウスとハレのブルク・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学、世界の現代デザインを切り開いた二つの美学校−

ドイツで1919年から1933年までの短期間活動したバウハウス(もっとも活発だったデッサウでの活動期間はわずか1925年から1932年まで)が、世界の建築とデザインと工芸の分野を一新したことへの驚きは、21世紀を迎えた今もなお変わることなく続いてい ます。けっして古びることのないデザインが生まれた秘密を巡って、世界中でいまも謎解きの議論が続けられています。
 
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部の駒場博物館は、「日本におけるドイツ2005/6」の関連行事として、復活して現在も建築と都市計画の大学院大学として活動を続ける、デッサウ・バウハウス財団の全面的な協力を得て、バウハウスの歴史と現在のエッセンスを伝える展覧会を開催します。
またバウハウスとほぼ同時期に、デッサウに近い伝統ある大学町ハレに設立され、バウハウスの教授陣と活発な交流をもったばかりか、工房中心の教育という理念をバウハウスと同じくしてきたブルク・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学の活動をその成果を、いわばバウハウスの 合せ鏡として展示するユニークな企画が、同大学の協力によって可能になりました。
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会場配布パンフレットのPDFはこちら
 またバウハウスとほぼ同時期に、デッサウに近い伝統ある大学町ハレに設立され、バウハウスの教授陣と活発な交流をもったばかりか、工房中心の教育という理念をバウハウスと同じくしてきたブルク・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学の活動をその成果を、いわばバウハウスの 合せ鏡として展示するユニークな企画が、同大学の協力によって可能になりました。

本展覧会の展示物は、すべてデッサウ・バウハウス財団とハレのブルグ・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学が、当館の会場にあわせて構成し、駒場博物館で組み立てました。この展示そのものがバウハウスのデザインを体現するものといえるでしょう。
そのほか、日本パウル・クレー協会の協力によりバウハウスのマイスターであったパウル・クレーとヴァシーリー・カンディンスキーの版画も展示します。

10月29日10時半より、駒場キャンパス18号館ホールにて、現在におけるバウハウスの活動と世界における存在意義を解き明かす試みとして2部構成のシンポジウム「バウハウスと都市」を開催します。

ブルク・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学 form_raum_idee展紹介ページ(Deutsch)


場 所
東京大学総合文化研究科・教養学部 駒場博物館
会 期
2005年10月29日(土)〜12月9日(金)
開館時間
10時-18時(入館は17時30分まで)
休館日
月曜日
入場料
無料
主催
東京大学 大学院総合文化研究科 ・教養学部 駒場博物館
ザクセン=アンハルト州
デッサウ・バウハウス財団
ブルク ・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学
協賛
ザクセン=アンハルト州文化省
日本パウル・クレー協会
鹿島建設・ウィルクハーン・ジャパン
協力
ドイツ連邦共和国大使館
東京ドイツ文化センター
ドイツ学術交流会(DAAD)
東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター(DESK)
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139


関連企画
ギャラリートーク開催
下記の日程でギャラリートークを行います。どなたでも参加できますので、お気軽にご来館ください。
開始時間に1階展示室にお集まりください。

11月5日(土)14:00〜 新藤 信(日本パウル・クレー協会事務局長)
「カンディンスキーとクレーのグラフィックについて」
11月12日(土)14:00〜 加藤 道夫(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「バウハウスの建築について」
11月26日(土)14:00〜 池田 信雄(東京大学大学院総合文化研究科教授・バウハウス展企画実行委員長)
「バウハウス 創造の奇跡」




関連企画
ワークショップ「バウハウスと都市 ‐都市デザインの諸次元」
日独の同時通訳付き

プログラム

司会:池田信雄(東京大学大学院総合文化研究科教授)

10:30-13:00 第1部 現代の生活をデザインする

ヴォルフガング・テーナー(デッサウ・バウハウス財団)
  
「バウハウスから何が残っているか?― 様式、方法、あるいは生活の改善?」

トルステン・ブルーメ(デッサウ・バウハウス財団)
  「バウハウス・デッサウ―造形のための学校」

田中純(東京大学大学院総合文化研究科助教授)
  「破壊的なユートピアとしてのバウエン― 教育機関としてのバウハウス」

加藤道夫(東京大学大学院総合文化研究科教授)
  「バウハウスデザインにおける可視化について―その軸測図の使用をめぐって」

14:30-17:00 第2部 日本とドイツの縮みゆく都市のデザインと計画

オマール・アクバール(デッサウ・バウハウス財団所長)
  「縮小の彼方:IBA 2010 ザクセン・アンハルト」

ソニヤ・ベーク(デッサウ・バウハウス財団)
IBA 都市改造2010:ドイツ東部における都市変容(縮小)造形のための戦略」

大野秀敏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)
  「ファイバーシティ― 縮小する都市のための都市像」

曲渕英邦(東京大学生産技術研究所助教授)
  「膨張する意識・縮小する都市」

17:15-18:30 総合討議


日時
2005年10月29日(土)10:30-18:30
会場
東京大学駒場Iキャンパス 18号館ホール
入場料
無料  事前登録不要
主催
東京大学 大学院総合文化研究科 ・教養学部 駒場博物館
ザクセン=アンハルト州
デッサウ・バウハウス財団
ブルク ・ギービヒェンシュタイン美術デザイン大学
協賛
ザクセン=アンハルト州文化省
日本パウル・クレー協会
鹿島建設
ウィルクハーン・ジャパン
博報堂インプログレス(アドバイザー)
後援
ドイツ連邦共和国大使館
東京ドイツ文化センター
ドイツ学術交流会(DAAD)
東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター(DESK)
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139



錯覚展 心の働きにせまる不思議な世界

2005年12月3日―12月25日 新潟県立自然科学館
2006年5月27日―6月30日 出雲科学館
2006年7月22日―8月31日 京都市南丹市文化博物館
2006年9月24日―11月6日 大潟村干拓博物館
2006年11月18日―12月3日 名古屋市科学館
2007年3月3日―5月13日 大阪歴史博物館
2007年3月17日―5月13日 多摩六都科学館
2007年7月10日―7月25日 岐阜県海津市生涯学習センター
2007年7月14日―9月3日 静岡県道の駅「富士川楽座」

 この夏、駒場博物館の自然科学博物館と21世紀COE「心とことば―進化認知科学的展開」のスタッフが中心となって、中高校生の皆様にも楽しんでいただけるような夏休み企画としてお届けするイベントが「錯覚展―心の働きにせまる不思議な世界」です。

 日常的に錯覚と言うと、「まるで外国へ行ったような錯覚を起こす」のように事実とは異なるが,そうであるかのように思うことを意味します。一方、心理学や認知神経科学の領域では、たんなる思い違いや勘違いにとどまらず、外界の客観的(物理的)な事象とそれに対する心理的な知覚の間のズレを錯覚現象として研究します。

 錯覚は様々な感覚で生じますが、今回の展覧会では静止図形や運動図形に対する錯視と音に対する錯聴のデモンストレーションを来場者に実際に体験してもらいます。とくに、今回は錯視デザインで有名な北岡明佳さんのオリジナル錯視図形を多数出展します。

※東京大学駒場博物館における開催は、終了しております。

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場 所
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 
駒場博物館(1階・美術博物館展示室)
会 期
2005年7月16日(土)〜9月19日(日)
開館時間
10時-18時(入館は17時30分まで)
休館日
火曜日
入場料
無料
主催
東京大学 大学院総合文化研究科 ・教養学部 自然科学博物館
東京大学 21世紀COEプログラム「心とことば―進化認知科学的展開」
協賛
日本基礎心理学会
株式会社ベネッセコーポレーション
協力
立命館大学 文学部 心理学科
東京大学 教養学部 社会連携委員会
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139

公開シンポジウム
イリュージョン  錯覚から知る心と脳の働き


プログラム
【司会】
・長谷川寿一 (東京大学教養学部自然科学博物館)

【主催者挨拶 (13:00-13:15)】
・辻 敬一郎 (日本基礎心理学会理事長・中京大学)

【I.研究紹介 (13:15-16:00)】
・「日本文学からわかる脳の仕組み」村上郁也 (東京大学)
・「周辺ドリフト錯視からわかること」北岡明佳 (立命館大学)
・「運動錯視について」野澤 晨 (日本基礎心理学会)

【II.心理学を学べる大学の紹介 (13:00-17:00)】
ブース展示にて紹介

日時
2005年8月6日(土) 13時から16時 (ブース展示は17時まで)
会場
東京大学教養学部学際交流ホール
主催
日本基礎心理学会
東京大学教養学部自然科学博物館
協賛
東京大学21世紀COEプログラム「心とことば―進化認知科学的展開」
株式会社ベネッセコーポレーション
申込方法
入場無料 申し込み不要




王朝貴族の装束展 ―衣服を通してみる文化の国風化―

 美術博物館には、元来文学部考古学研究室に保管されていた大正天皇即位時の装束が譲り渡され、相当数存在致します。特別展「王朝貴族の装束展」は、これを素材とし、史料編纂所所蔵の絵画・典籍類を加え、日本における衣食住(日常生活)の歴史を貴族の衣服を中心に、解明して展示しようとするものです。 
全体は3部構成とし、第1部では、奈良時代までの衣服の歴史を、食住とともに、埴輪・壁画・正倉院宝物などに基く復元模型の写真パネルなどを展示し、大陸文化の影響の大きさを解説します。
 第2部では国風化が始まる平安前期から近世までを扱い、平安中期国風文化とともに完成する柔装束、平安末期以降角張ってくる強装束、中世から近世へ変容する装束の姿などを、それぞれ食住とともに、絵巻物や典籍などで展示し、国風化やその変容の意味を解説します。そして最後に、近世末期の国学興隆などを背景に、国風時代の装束が、擬古的に再生されることを説明します。
※画像をクリックすると拡大します。
  第3部では、大正天皇即位時の装束群がこの復古の延長線上にあることを説明しながら、本館所蔵の装束に、同時期に調製された装束を このように本展覧会は、衣服という日常生活レヴェルのモノを通して、日本の文化と歴史を再構成し、近代以降の日本の伝統が、国風時代からの単なる継続ではなく、それを意識的に再創造する営みであったことを明らかにしようとする一つの試みです。


場 所
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
会 期
2005年5月17日(火)〜6月12日(日)
開館時間
10時〜18時(入館は17時30分まで)
休館日
月曜日
入場料
無料
主催
東京大学大学院総合文化研究科 ・教養学部
美術博物館
展示協力指導
高田装束研究所
協力
東京大学史料編纂所
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139

関連企画
「平安時代後期公家装束(復元)の着装・解説・講演会」

数百年の歴史をもって現在も宮廷装束を調進している高田装束研究所の所長・高田倭男先生の講演会を開催いたします。
講師・高田倭男先生(高田装束研究所・所長)
2005年5月27日(金)14時開始
東京大学駒場I キャンパス 18号館1階ホール
入場無料・一般来聴歓迎

ギャラリートーク開催
美術博物館委員長・義江彰夫先生によるギャラリートークを開催します。どなたでも参加できますのでお気軽にご来館ください。
◆開催日◆
5月20日(金) 14:40−16:10
6月3日(金) 16:20-17:50
6月10日(金)14:40−16:10

写真:東京大学大学院総合文化研究科・比較文学比較文化研究室向けギャラリートーク (5月31日開催)




2004年度美術博物館所蔵品展・II

「 一高コレクション展 I  寮生活にみる一高の歴史」

 昨年当館にて開催された特別展「第一高等学校創立130周年記念・駒場の歴史展」(11月1日〜12月17日)は、好評のうちに終了することが出来ました。終了後には、一高同窓会所蔵の資料(一高コレクション)が東京大学教養学部に寄贈されることが決まり、当館でもその貴重な資料を整理・保管・活用できるよう準備を進めています。
 今回の「一高コレクションI」は、特別展の縮小版として構成しました。また、昨年展示できなかった資料なども一部加えてあります。
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 第一高等学校という名称は、1874年の東京英語学校創立に始まり、1877年の東京大学予備門、1886年の第一高等中学校を経て、1894年から使われるようになったものです。名称は変わっていきますが、精神や伝統は変わらずに受け継がれていきました。その象徴であったのが「寮」の存在です。
 この展示では、寮生活を中心に一高の歴史を概観できるようつとめました。今ではもう失われてしまった、最後にはこの駒場の地で過ごした若きエリート達の日常を感じることができるのではないでしょうか。



「 レオナルド・ダ・ヴィンチの複製素描画III 」

 2004年度第1期常設展に引き続きレオナルド・ダ・ヴィンチの複製素描画をご紹介します。
 美術博物館が所蔵する複製素描画は、1952年に、生誕500年を記念してユネスコによって写真複製されたものです。
 「Leonard da Vinci Exhibition B」と題されたこの素描シリーズは、全部で86点からなり、4つのグループに分けられています。
 今回はその中からグループIII に属する26点の作品をご紹介します。
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 グループIII には、イタリアミラノのスフォルツァ家のフランチェスコ大公騎馬像制作のために描かれたデッサン、フィレンツェにあるパラッツォ・ヴェッキオの評議会広間の壁画「アンギアーリの戦い」の習作、レオナルドが晩年強い関心をもって描いた「大洪水」などが含まれています。

場 所
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
会 期
2005年2月21日(月)〜4月22日(金)
開館時間
月曜日〜金曜日 10時〜17時
休館日
土日・祝祭日 大学の定める休日
入場料
無料
問合せ先
東京大学総合文化研究科・教養学部 美術博物館
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 TEL:03-5454-6139


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