第十三回紀念祭寮歌 《 彌生が岡に地を占めて 》 満井 信太郎・作詞 彌生が岡に地を占めて 立つや五つの自治の城 甍に田鶴 千秋萬歳長しへに 榮えん神のさだめあり 二、 隅田川原の勝歌や 南の濱の鬨の聲 大津の浦にものゝふが 夢破りけん語草 かへりみすれば幾歳 三、 天そゝり立つ富士の峰 尾上に積る白雪の 清き心を心にて 理想の遠地 四、 清き歴史を忍ぶべく 遠き理想を想ふべく 春のたる日を今日こゝに うたげのむしろ催せば 喜び胸にあふれ来て 力あるかな自治の歌 五、 力あるかな自治の歌 光ある哉自治の友 あゝ此友のふるふ時 あゝ此の歌を歌ふ時 罪よ汚れよとことはに 五つの城をうかがはじ 六、 十三年の春秋を 迎へてうれし今日こゝに 祝ふや春の紀念祭 五城の友よいざさらば 自治の譽をうちあげん 自治の榮をうちあげん (明治三十七年 南寮) |